昔、コンプティークか電撃王かに「趣味は楽しくない」という話を書いたエッセイが載っていた。大昔のことなのでほとんど覚えていないのだが、話の筋は「登山している友人に楽しいかと聞いてみたところ『きつくて臭くて最悪だよ』という答えが返ってきた。しかし友人はしばしば登山に行く。趣味とはそういうものである」というものだった。
その当時はどう思ったのかわからないが、今考えると結構うなずける。そういう意味で、最近は「趣味はプログラミングです」と堂々と言えるようになったと思う。
たとえばリリース後にちょっとした改善で機能追加できることに気づいてすぐにバージョンアップしたくてイライラしてくるとか、放っておいたIssueがどうにも気になるので対応を始めるとか…なんかこう書かないでいることが、あまり精神衛生上によろしくないので、毎週末コードを書いている。
いや楽しくないわけではないですよ?
しかし長期的に趣味を続けさせるものは、ある種の強迫観念とそれを楽しみと考えられる自虐的な姿勢だと思う。