http://d.hatena.ne.jp/winebarrel/20071115/p2
頭が冷えてきたので、少し書き直す。
実際の工数が見積もり越える原因は、2つしかないと思う。
- 見積もりの間違い
- 予定外の作業
予定外の作業について片手間でこなせる人もいるけど、僕には無理だ。
なので、いつかのタスクのまとまりごとに、予定外の作業に充てられるバッファを十分にもらっておく。たとえば3週間で2日とか、1週間で1日とか。
予定外の作業にかかる時間は、長いスパンでみたほうがまだ予測しやすい。だから、個々のタスクにバッファを持たせるのではなくて、複数のタスクに対してバッファを持つ。
予定外の作業の見積もりは、今のところ経験的な統計に頼っている。
毎日、ひとりWikiに何時から何時まで何の作業をしたかを、大雑把にメモしておいて、1週間とか1ヶ月のスパンでどのくらい作業に割り込みがあったかを記録しておく。
見積もりは統計的な手法がいちばん確かだと考えている。データの取り始めの見積もりなんてぜんぜん当てにならないけど、日々、現実と腹の中の直感のギャップを埋めていくしかない。
ジャミッドはパッケージを渡した。それから再びブリーフケースに手を入れ、ディスクを1枚取り出した。「そしてこれが、きのうと今日一緒に作成したモデルです。これを出発点に……」
トムキンスが続けた。「……出発点にして、あらゆる直感を形にするまで終わることのないモデル化作業を続けるんですね。きっとやりますよ、アブドゥール。約束します」
- 作者: トムデマルコ,Tom DeMarco,伊豆原弓
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